第二十九回 "Between Calm and Passion"(冷静と情熱のあいだ)


(台湾 桃園空港のビジネスラウンジにて)

ソンミン:(ぶりん!)「KBSて、ストいつまで続くんかな。」

シンドン:「ほんまに。テレビ画面がブラックアウトするまでスト強行て。いくらなんでも権利を主張しすぎやで。」
リョウク:「ヒョンもi-Pad買うたん?」
ソンミン:「ううん。イルボンエルプからのプレゼント。どこでもネット見れてええわー♪」
キュヒョン:「さすが、イルボン人気No.1」
ウニョク:「イルボンエルプは高収入やからな。ええもんくれるな。」
キュヒョン:「さすが高年齢、高収入…。」
ウニョク:「タブーやぞ。俺らの前では何人たりともすべからく恋する少女や思え。」
リョウク:「ヒョンは何してるん?」
ドンへ:「ん?メール。」(ぽちぽち)
リョウク:「ふーん。ヒョンは何見てるん?」(覗き)
シウォン:「うん。 "Between Calm and Passion"いう映画。イルボンの映画の字幕版やで。 」
シンドン:「ほんま便利やなぁi-Padは。俺らみたいに空港のラウンジと楽屋しか自由時間無い人間にはもってこいやで。映画見れてネット出来て。ゲームにメールに楽曲製作。これあったらどこも行かんで済むなぁ。」
ウニョク:「これあったら、ネットカフェも商売上がったりやな。」
シンドン:「…!」←ネットカフェ経営
ウニョク:「気付くの遅っ。」
シンドン:「自分らが交代で店出てくれたらええやんか。ペンかてぎょーさん居着くやん?な?な?たまには店来てくれへん?もちろんタダとは言わへんし。」
トゥギ:「嫁にやらせたらええやん。俺らはオカンのカフェ手伝わんと。しかしみんな何かとサイドビジネス忙しなってきたな。商売繁盛でええこっちゃでほんま。」
イェソン:「そういうたらリダはほんま今誰より一番忙しいもんな。」
トゥギ:「ほんま、入隊前の男芸能人はそれこそ死ぬほど働かされるわ。(伸び)あー!!はよ帰ってサウナ行きてぇー!(大あくび)肩も腰もバッキバキやで…。」
キュヒョン:(うっわー老けたな。TOK●Oの城島みたいなシワ見えたで。)


ソンミン:「ん?これは…。」
リョウク:「なになに?…!!ヒョン…こ、これは…。」
シンドン:「あーあーあー、またやで。おいチャラ男!また出たでー。」

トゥギ:「…またいつものやつか。」
シンドン:「ちゅうかほんま自分は脇が甘いのぅ。一体何枚流出したら止まるんや?」
ウニョク:「エディソン・チャン並みにヤバいもんもあったりして(笑)。」
シンドン:「え、そうなん!?アレ並みなん!?うわー!相手がお前じゃなかったら見たかったのになそれー!(爆)」
キュヒョン:(こんなヒョンの発言が流出してもうたら無償の愛が売りもんのエルプもさすがに引くで)
ウニョク:「なんとか言うたらどやねんな、相棒よ。」
イェソン:「ほなさしずめウニョクは右京さんやね。」
ソンミン:「前もそうやったけど、ほんまイルボンのテレビ番組よう知ってるなぁイェソン。」
キュヒョン:「やしきたかじん並みやな。その内パネル叩いて解説始めるで。」
ソンミン:「例えが分かりにくい。思いっきり関西ローカルやん。」
ウニョク:「ドンへ兄さん、いやチャラい相棒、いいやチャラ坊。この一連の騒ぎに何かコメントを。」
シンドン:「お!釈明会見や。ええぞ!やれやれ!」
トゥギ:「ええからもうほっといたれや。練習生の頃はまだまだ俺らも若かったんや。」
キュヒョン:(リダは最初から大人やったけれども)
トゥギ:「年頃の可愛い女の子がようけおったら、そらちょっと絡みたくもなったやろうし。色々思っても自然やろ。不用意に写真も撮ったかもしれん。でも今は分別ある大人の芸能人や。お互いに何も無いんやから、SMタウンのええ先輩後輩として堂々としてたらええ。ペンかてもう分かってくれてるはずや。何より仲間たる自分等が一番フォローしたらんと。あること無いこと言われて誰より傷ついてるのはドンへやねんぞ。(ああ、よう言えた。ようやったぞ俺…。…あでで!!あんま喋ったからアゴまで痛い…。帰ったら整骨も行こ。)」

リョウク:「せやね。ヒョン、悪ぅ思わんといて。みんな悪気があっての事やないねん。ねぇ。」
ソンミン:「うんうんそうそう。」
シンドン:「冗談やん冗談!芸能人はあれこれ詮索されてかなわんな。」
ウニョク:「ドンへ、あっちのフードコーナーで何か食いもん取ってこようか?ここのラウンジメシ、機内食より上手いって話しやぞ?」

ソンミン:(…実のところ、俺のアレだけは流出されたらかなわんからな…。俺のじゃなくて良かった…。)
ウニョク:(…まさか昔の俺のアレ、今になって流れるなんてことは…。携帯変えた時にもしかして…。うーむ…明日は我が身やなぁ…。)
シンドン:(嫁にだけは…あんなん知られたら一生弱み握られる…。いや、もしばれたら破談…!?ああ何とかせんと…。)


『あの写真、気付いてくれた?俺のカメラの中にあったやつや。俺らの時間は、あの日あの時のまんま、俺の中でまだ生きてるんやで。お前のドンへより。』


ドンへ:「(送信、ぽちっ。)よしっ。これでええやろ。」
リョウク:「さっきから誰に書いてたん?」
ドンへ:「…かつて冷静と情熱を分かち合った女や…。俺らは、壮大な愛の物語をそれぞれの立場から紡ぎながら、いつかお互いのベクトルが再び重なりあう日を待ってるんや…。」
リョウク:「ヒョン、直線て一回交差したらまた離れていきますよ?」
ドンへ:「今回の写真は、俺からのメッセージや。…俺らの時間は、離れてても繋がっているんやでっていうな…。」(遠い目)
リョウク:「え?ほなこの写真、ヒョンが…?」
ドンへ:「シッ…!大人の愛には、こういうスパイスが必要なんや。ふっ。あいつはきっと気付いてるで。そろそろ返事が来るはずや…。」
(お〜っぱ♪お〜っぱ♪)
リョウク:「あ、メール着た。」

『あの写真、やっぱりオッパからのメッセージやってんね。早く帰ってきてオッパ。時間も国境も飛び越えてきて。オッパのジェシカ。』

ドンへ:(予想を上回る反響に悦び溢れてるが悟られぬように天を見つめて携帯を握りしめる…。)「ジーザス…。」
シウォン:「入信したいん?紹介しよか?」
リョウク:「うーん、これはヒョンの秘密や誰にも言うたらいかん…。ああどうしよう…。(もんもん)」


(韓国・アップクジョン)
クリスタル:「(ケケケッケケケケ!)(笑)今年こそは姉ちゃんを踏み台にして、エプエクスが天下取るんじゃ…!!エクソが追い上げてるからこっちも本気出すでぇ…!!さぁ戻ってこいチャラ男!!戻ってスキャンダル記事を撒き散らせーー!!(ガハハハ!)」
ソルリ:「風呂の隙を狙って携帯見るって自分は主婦か…。(呆」


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★偉大なるu1749御大へ捧ぐ。。。