第五十五回 (祝)カンイン除隊記念企画。

【韓国 京畿南楊州市金 谷洞陸軍56師団 AM8:00】

ELF:『キャーキャー!オッパー!オッパー!』



カンイン:『忠!誠! (ザザッ) 不肖、カンインこと、キム ヨンウン、恥ずかしながら、また娑場に帰って参りました!!』

イトゥク:『(ズビッ、ズビッ)ううううっ…がんじぃーん!!よぉかえってきだぁー!あいだがっっだぁーー!!』(うわぁーーーん)
キュヒョン:『泣きすぎですよヒョン。"鑑真"言うてますよ。』
イトゥク:『(ぐずん)せやかて泣かずにいられるかい!…俺が唯一寄りかかれるのはこいつだけなんや!はぁーほんま無事で良かったー!』
カンイン:『みんな、おおきに!おおきに!また俺、一から、お前らと頑張るから…!』
ウニョク、ドンへ、ソンミン:『ヒョーーーン!(うわーーん)』


【ソウル市アックジョン 宿舎 AM8:00】

シンドン:『はい。ということで、現場は相当盛り上がっているようです。』
リョウク:『ほんとですねー。すごい盛り上がりですねー。私も、涙が…。やだ…。(ポヨヨヨヨ)』
シンドン:『ちょ、竹内さん、いきなり泣きすぎ。(苦笑)まだ何も始まってないまら。』
ヒチョル:『竹内て誰?』
イェソン:『テレ朝の竹内良恵アナちゃうか?』
ヒチョル:『ちゅうことは何?これもしかして?』
シンドン:『はいここ楽屋じゃないからー。勝手に進めんじゃないの!』
イェソン:(宿舎て楽屋みたいなもんじゃあ…。)
シンドン:『ということでー、実は今回、【(祝)カンイン除隊記念企画!マジックメールでお出迎えスペシャル】と題しまして、ここアックジョンにありますスーパージュニアの宿舎より生中継でお送りしております!』
リョウク:『はい!今日は記念すべきカンインヒョンの復帰企画ということで、素敵なゲストの皆様にもお越しいただいております!』
イェソン:『みなさん、オゲンキデスカー。イェソンです。』
ヒチョル:『宇宙大スターやけど、今は宇宙公務員、キムヒチョル様や。』
リョウク:『ヒョン、今日、平日やけど、仕事大丈夫ですかぁ?』
ヒチョル:『大丈夫もなにも朝っぱらから急に呼んだんはそっちやろ!あと10分で出勤するから、巻きでさっさとやれや。(イライラ)』
リョウク:『(ひぇー!)公務員さんがイライラしていますのでさっさと進めます。』
シンドン:『今日まで一年半、兵役で精根叩き直されたカンインが、もしもハニートラップを仕掛けられても大丈夫なのか!それを今日は実験してみようと思っております!』
イェソン:『ハニートラップ?』
リョウク:『具体的に言いますと、今日カンインヒョンは私物の返却を受けているはずなので、携帯を持っています。そこにこれから仕掛人の携帯からメールでお誘いをして頂いて、密会現場に現れなければ合格。現れたらお仕置きとなります。』
ヒチョル:『仕掛人て?』
リョウク:『そこは適当に。本家マジックメールみたいに実際のタレントさん使うと、パパラッチされたりサセンがメール覗いてあれこれ厄介なんで、SMEの新入り女子社員の携帯をくすねました。』
イェソン:(この企画してる時点で十分厄介になるかと…。)
シンドン:『でもう既に、実は僕からメールは送ってあります。そのメールはこちら!』

[スクリーン]〈バババーン!〉

オッパ♪(^-^)
お久しぶりです!
そして、お帰りなさい!
会わなかった間、ほんとはうち、オッパにすごく連絡したかった…。
でもオッパが頑張っているのを邪魔しないように、ずっと待ってました。
良かったら、今夜、二人でお祝いしませんか?早くオッパに会いたいんです…。

一同:『おぉおおーーー!!』
イェソン:『萌えるなぁー!』
リョウク:『特に今日みたいに感極まってる日にこんなメール来ると、グッときちゃいますよねぇー!』
ヒチョル:『シンドンお前…副業ついでに出会い系のサクラやってんちゃうやろな。』
シンドン:『してねぇよ!』
リョウク:『さて、そろそろ一通目の返信が来ますでしょうか…?』

着信:( 미치게 보고 싶은 사람 ミチゲ ポゴ シップン サラム 狂おしいほど 会いたい人〜♪

미치게 듣고 싶은 너의 한마디 ミチゲ トゥッコ シップン ノエ ハンマディ 狂おしいほど 聞きたい あなたのひとこと〜♪ )

一同:『キター!!』
シンドン:『では見てみましょう。(スクリーン、ポチッ)』

〈バババーン!〉

メールありがとう!
君やんね?
こんな時に君からメール来るなんて、
なんかもう、これ、運命なんかな。
俺達…ヲヲヲ。(^-^)
今夜は、メンバーでお祝いやねん。
明日の夜でもええ?
…早く会いたい。

一同:『おぉおおおおおーーーー!!!』
イェソン:『一発で引っ掛かりよった。』
ヒチョル:『あっさりしすぎておもんないくらいやな。』
リョウク:『自分からグイグイ乗ってきましたねー。』
シンドン:『ということで、ヒチョルさんがこれから出勤ということもあるから、これで中継は終了します。後は明後日、場所と時間を指定しておきますので、明後日、罰ゲームをご期待下さい!』


【明後日 ソウル市アックジョン某料理店前のワゴン車内 PM10:00】

シンドン:『はい!ということで、隠しカメラは既にスタンバイ済みです!』
ヒチョル:『俺明日も早いからな、巻きでいけよ!(イライラ)』
シンドン:『はい!もうね、ちゃっちゃとお仕置きまで進めますよ!』
イェソン:『ちなみにお仕置きって何?』
リョウク:『実はこの料理店の中では、お腹を空かせてかれこれ一時間以上待たされている少女部族の皆さんがいます。みなさん事情はご存じでして、八つ当たりするなり、タカるなり、ボッコボコびするなり、朝までどうぞご自由にとだけお伝えしています。』
シンドン:『コワッ!店に入ったら、アイツらに喰われるってわけね?』
リョウク:『本家マジックメールは可愛い女の子とそれなりにいい雰囲気までは楽しめますが、こちらは短期決戦ですので、罰ゲームだけです♪』

[隠しカメラ]〈ピコーん!〉

スタッフ:『タクシーが来ましたー!!』
一同:『キター!!』
イェソン:『あ!出てきた!』
(ガチャ。)


一同:『はっ?』
リョウク:『あーー!!敦さーーん!!これ、ドンへヒョンですよ!!』
シンドン:『え?え?どういうこと!?どういうこと!?(滝汗)』
ヒチョル:(仕掛人携帯)『おい、お前これ…。』
イェソン:『ん?あ、シンドンお前これ、間違えて…。』
リョウク:『あ!!ドンへヒョンに送ってますよ!?』
シンドン:『オットケー!!!えらいとこ間違えたーー!!』
ヒチョル:『せやけどアイツなんで返事してきてん?』
イェソン:『世界中みんなの彼氏やからな。貰ったメールは返す。誘われたらとりあえず相手が分からんでも会う。それがあいつの流儀なんやろ。』
ヒチョル:『チャラ男すげぇなー。俺は無理。』←気分で動くAB型。
リョウク:『どどっどどうします!?あのまま店に入ったら…(アワワワ』
ヒチョル:『もぉええやんけ面倒くさい。ほっとけって。(ため息』
イェソン:『せやな。帰ろ。』
リョウク:『ええっと、そういうことで、カンインヒョンの改心は本当だったっていう事に、ええーほんまにこのままでええんかなぁ?もう僕しらんよー?ぼ、僕も帰ろう…。』


翌日、ドンへが変わり果てた姿で帰ってきたのはSMEによって内密にされた。。