第129回 男たちのバカァ。5

運ちゃん:「兄ちゃんここか?」
ドンへ:「ええっと…あれ?」
運ちゃん:「なんやちゃうのか?ほなもうちょい走ろか?(ブロロロ)」
ドンへ:「え?え?」
運ちゃん:「もぉええか?ほなお代はこんだけや!(メーターちょんちょん)」
ドンへ:「ええと…さっき言うてた値段と違う気が…。」
運ちゃん:「はよその有り金出さんかい!メーターもっと上げるど!(がおー!)」
ドンへ:「うわあああなんか言うてる!!とりあえずはい!(ぽいっ!)はいこれでいいやろ!!」
運ちゃん:「お♡0が一個多いがな♡へへ、おーきに♡多謝♡多謝♡(バタん!ブルルル)」

ドンへ:「あれ?ここ…ここ、ホテルも何も無い…おまけに漢字ばっかりや…(涙)グスン…誰かに聞かな…シウォナ…びっくりさせな…。あ、あの…えくすきゅーずみー?ふぁっとあーゆー?」
女子:「???」
ドンへ:「あれ…香港て英語通じるんとちゃうかったっけ…ヘイ!あーゆーふぁいん?」
女子:「(顔はカッコええのに何やこいつ…)あ、電話や。(ピリリリ、ピリリリ)ワイワイー!ワイヤ!」※2
ドンへ:「げ!なんかヤカラなコや!し、失礼しました!!」
女子:「??」

ドンへ:「ぐすん…(とぼとぼ)うぇえ…シウォナ…会いたいよう…シウォナどこにおるの…シウ(ドン!!)」
シウォン:「ドンへ?」
ドンへ:「シウォナ!!」
シウォン:「え!?何してんのお前?」
ドンへ:「シウォナぁああああ!!会いたかったよぉーー!!(びぇええええ)」
シウォン:「おーよしよし。どうした。寂しなったんか?それで会いにきたんか?」
ドンへ:「(グズっ)うん、うん(グズグズ)これ…映画の撮影で長いこと香港おるって聞いて(グズグズ)。せやからほら、色々持ってきたで!(ガサゴソ)このお菓子好きやったやろ?それから、おもちゃ屋でフィギュアも買ったで!撮影の待ち時間は暇やろ?(ガサガサ)ゲームもあるで?それにーほら!ラーメン!あとキムチやろ、それから…。」
シウォン:「ドンへお前…おおきに。おおきに。(涙)」
ドンへ:「へへっ。長いことハングク留守にするんやし、しばらく合われへんし。これっくらいないと寂しいもんな。」
シウォン:「せやけど俺来週いっぺん帰るで。」
ドンへ:「へ?」
シウォン:「いや、せやし、お前とも日本でa-nation合流やし。」
ドンへ:「へ?」
シウォン:「知らんかった?」
ドンへ:「…せやけど俺ヒチョルヒョンから…。」
シウォン:「いや俺もヒチョルヒョンから、友達そっち行ったから面倒見たってくれて言われてな。」
ドンへ:「???」
シウォン:「あ、ああ、そういう事か!(笑)ヒチョルヒョンも人が悪いなぁ(笑)」
ドンへ:「???」
シウォン:「ほんまのお土産はお前やったんやな、ドンへ♡さ、二人で蟹でも食いに行くか!」

ソンミン:「(ヒソヒソ)上手いこと撮れたか?」
カンイン:「(ヒソヒソ)あーええ感じええ感じ。この後ろ姿隠し撮り感が出るなぁ(げへへ)あ!あれ?画面がおかしくなって…おい!おいコラ動け!!(ゲシ!!)」
ソンミン:「(ひぃ!!!)やめて!無理言ってボムレヒョンから借りてきたビデオカメラやで!」
カンイン:「こういうのはどついたら治るんや!(ゲシ!)」
ソンミン:「ひぃーー!!」
ドンへ:「何してんの?」
ソンミン・カンイン:「やっべ!ばれた!!」
シウォン:「あ!ヒョン何してんの!」
ドンへ:「何そのカメラ!」
カンイン:「えいやこれはヒチョルがやな(あわわわ)」
シウォン:「ほぅ…そうかそういう事か…(ニヤリ)」



【ソウル】
ヒチョル:「お、ソンミナからメールや!データが来るぞっと(ポチ)」

タイトル「初めてのおつかい」

キュヒョン:「おー!(パチパチ)」
ウニョク:「このタイトル大丈夫か?俺らの公演、フジテレビタイアップやろ?」
ヒチョル:「あっちは"はじめて"や。こっちは"初めて"」
シンドン:「先生違いが分かりません。」
ヒチョル:「ええねんどっちでも。せーの!(ポチッと)」


キュヒョン:「え!?ミニヒョン…?」
ヒチョル:「へ?」
シンドン:「これどういう…。」
キュヒョン:「ちょ!これ誰や!誰やねんこの隣の男!あ!あー!!ミニヒョンが!!やめ!やめろー!やめてくれー!(うわぁああああ)」


ー結果、Vの再作成はお蔵入りとなったー


※1
作者は香港でこうやってぼったくられ、そして急発進したタクシー運転手の頭を後部座席から殴った。ドンへと違い足の出た分は支払わなかった。
※2
広東語で電話の「もしもし」は「ワイ」。
純情可憐な少女でも、洗練されたOLでも、電話に出るといきなり「ワイ」と清原の様な言い方になる。
written by iHatenaSync