第133回 24Hテレビ/愛は地球を救う「…アイドルって?この人達のかたち」スペシャルドラマ-私の彼はトムヤム君- 」4

トムヤム君:「へぇー!こんなのも作れるの?」
女性:「う、うん…。」

女性はとっても器用で、服や小物を全部手作りしてた。


トムヤム君:「俺は不器用だから…料理なんか全然ダメで。」
シウォン:「そうそう!こいつ昔っから不器用で。缶詰め開けるだけで指切って破傷風騒ぎになったよな!ハハハハ!」
トムヤム君:「そりゃ先輩は大帝のモンは歯で食いちぎれるし!」
女性:「そうか…歯が丈夫なんですね。」

女性は俺のどんな話もニコニコして聞いてくれた。

トムヤム君:「明日帰るの?」
女性:「うん…本当に楽しかった…。」

彼女達が日本に戻る前夜。
俺たちは満天の星空の下で、並んで散歩した。

女性:「あの…ヤム君は彼女とかいるの?いるよね。そんなにカッコいいんだもん…。」
トムヤム君:「え…あ…ああ…あの…彼女は特に…。」

俺は急にソウルに残してきた彼女を思い出した。
彼女は俺をどう思っているんだろう。
俺は…俺は彼女の事を…。

女性:「好きな人がいるんだね?」
トムヤム君:「え、…えひゃ!あ!あーーーーー!」
女性:「大丈夫!?」
トムヤム君:「あ、うん…大丈夫ちょっと牛のアレを踏んだだけで…ハハ…。」
女性:「……離れて歩こっか…。」



彼女は翌日帰国した。

女性:「また遊びに来るね!」
トムヤム君:「うん!いくらでも!」
バブルス:「ぎゃああー!」
トムヤム君:「バブルスー!お前もしかして好きなのか?」
女性:「…実は私も……。」
トムヤム君:「うえええっ!?」
バブルス:「ケケケッ。」
女性:「シウォン先輩が…。」
トムヤム君、バブルス:「「ウキャーーー!!」」
バブルス:(あいつでも腐ってるぜ?)

そして俺も数日後、ソウル 仁川空港に戻った。

ファン:「ギャーーーーギャーーーー!!」
ファン:「ひょくーーーー!!!ひょーーーくーーー!!」
トムヤム君:「おおきに!おおきに!あ、プレゼント?どーもどーも!」

俺は決めていた。
何より一番に彼女の所へ行こうと。


【動物病院】

彼女:「こんにちわー!どうなさ…あ!!ウニョク…。」
トムヤム君:「今はプライベートだから、ヤムだよ。」
彼女:「どうして…。」
トムヤム君:「会いたくなった。」
彼女:「え?」
トムヤム君:「会いたくて仕方なくて、空港着いてそのまま来ちゃった。…ヌナ、俺と付き合って?」
彼女:「えっ!!!」
トムヤム君:「いい返事くれるまで帰らないよ?」
彼女:「ヤム君…(涙)」
トムヤム君:「ほらちゃんと笑って?笑った顔見せてよ。ね?」
シウォン:「(ガチャ)何だよ。ここにいたのか。」
トムヤム君:「へっ?先輩?あれ…こんな所で何して…服着てる?」
シウォン:「いや先輩なのはそうだけど、何言ってんの?俺シウォンだろ?ほら迎えに来たぞ?事務所帰るぞ?」
トムヤム君:「あのそのええと…
ドンへ:「(ガチャ)シウォナァアア!あ♡ヒョクもいた!早く行こうよー!」
トムヤム君:「あれ??ええっとあのそのあれ?」
彼女:「あ!危な!!」
トムヤム君:「(ゴン!!)ん?…今何かが頭に…。」
バブルス:「イキャーーーー!!」
トムヤム君:「お前が殴ったのか?何でお前まで韓国にいるん…(バタッ

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シウォン:「おい!おい起きろ!現場着いたぞ!撮影いくぞ!」
ドンへ:「シウォナちょっと強く殴りすぎたんじゃない?」
シウォン:「しょーがないなー。担いでいくか…。(ニヤニヤ)」

  • END-


【副調整室】

スマン:「でコレ‥どこに"命の…的なエピソードがが入ってんの?"」
ヒチョル:「…あれそんなテーマでしたっけ?」
スマン:「あのコレ一応チャリティー番組…。」
ヒチョル:「まーまーまーまーそこはどーとでも!大丈夫ですってそんなとって付けたお涙頂戴ドラマなんかせんでも。ちゃーんと募金は集まりますから!カンイナがそこは腕っぷしで(笑)」
スマン:「めっちゃめちゃやな。(呆)」
ヒチョル:「このあとこのまま"カマ騒ぎ"ですよ!チョウミとヘンリとリョウクで延々どーでもええ女子トークで明け方まで繫ぎます。」
スマン:「やっぱダラダラな構成(トホホ)。ケーブルテレビで良かったわ。」


written by iHatenaSync