第149回 ゲレンデが溶けるほど恋したいペンミ

マネージャー:(キキー!ゴンッ!)「現場着いたどー。仕事や仕事やー。」
カンイン:「痛ぇ!…アガッ…首ぐねった…。」
リョウク:「…マネヒョン…今明らかに後部座席に異音がしてんけど。」
ウニョク:「…いででで…シートに鼻打った…。」
マネージャー:「ケンチャナケンチャナ!」
ドンへ:「大丈夫かウニョク?中身飛び出してないか?」
ウニョク:「飛び出てねぇし!…ってか鼻に何も埋めてねぇし!」
キュヒョン:「いっそ頬骨からいっとけば矯正できましたね。」
ドンへ:「鼻はまだだったっけ。」
ウニョク:「せやから俺の整形から一回離れろ!」
マネージャー:「スマンスマン。各自首回してほぐしとけよ。サロンパスいる奴は後で手ぇ上げろ。先着3枚や。」
シンドン:「適当な。」
リョウク:「最初から数足りてないやん。」
カンイン:「こういう時に家畜になった気分になるわ。」
ウニョク:「マネヒョンちゃんとタイヤにチェーンつけとった?」
マネージャー:「うんにゃ。男は黙ってノーマルタイヤや。」
ウニョク:「はぁ!?」
シンドン:「雪山舐めすぎやろ。」
カンイン:「どうりでさっきから何度も滑り倒すと思ってたら。」
マネージャー:「スキー場やねんから雪で車滑るんはしゃーないやろ。」
リョウク:「嫌やわハングク人てすぐケンチャナ精神発動するー。」
マネージャー:「だいたいお前ら載せたらもぉミッチミチのこの車にチェーンなんか積めるスペースあらへんがな。ソウル市内でもここまで路面悪いとこないからな。おい、ヒチョル起きろ!仕事やど!」
ヒチョル:「(ムニャムニャ…)あ?…何人たりとも俺の眠りを妨げる奴ぁ許さ(ゴン!)アデッ!」
キュヒョン:「ルカワァアア!!」
リョウク:「てかそのセリフネタ分かる人少ないやろ。」マネージャー:「はよ降りろ!(がおー)」

(ガチャ)

リョウク:「ぴゃー!雪景色やー!銀世界やー!」
ウニョク:「ボード持ってきたから後で滑ろか!」
ドンへ:「ん?あの車…。」

(カシャ!)

ドンへ:「あそこでしゃがんでセルカ撮っとるのイェソンヒョンちゃう?」
カンイン:「ほんまや!よぅ!お前ここで何しとるねん!」
イェソン:「お!偶然やな!ボードしよかと思て。」
ドンへ:「なになに?ここでもセルカ?」
イェソン:「うん。愛車と一緒に"スタッドレスタイヤでは耐えきれずにボディぶつけました記念"セルカ。」
リョウク:「それただの事故やん。」
カンイン:「スタッドレスでスキー場は無茶やろ。」
ウニョク:「ノーマルタイヤもな。」
イェソン:「ほんで?お前らは?」
ドンへ:「夕方からイルボン人向けのペンミやねん。」
イェソン:「え?ここで?」
ヒチョル:「せや。イルボン人がわざわざこんなクソ田舎のスキー場に大集合よ。」
ウニョク:「営業先をクソ言うな。」
イェソン:「松任谷由実を思い起こすなぁ。」
リョウク:「まさか江原道でその名前聞くとは思わんかったわ。」
カンイン:「夕方まで時間あるさかい、リハ前にメシして遊べるねん。」
ドンへ:「イエソニヒョンも行こ!俺雪合戦したーい!」
ウニョク:「ほな行こヒョン。あっちゲレンデでや。」

(ギュッギュッ)

リョウク:「うわぁ。雪がフワッフワや〜。」
キュヒョン:「東海側は雪質がサラッとしとるから。」
ドンへ:「早くー!こっちこっちー!イエソニヒョン!ぼへーとして何見てるん!?」
イェソン:「お…あれはレストハウスか?【幻のカレーフェア】に【限定スープランチ】かぁ。俺の店もランチ出したら集客増えるやろか…。いや、いっそカレーの店別に出すか…(ブツブツ)ヒャッ!冷てっ!!」
ウニョク:「ターゲットロックオン!!」
ドンへ:「弾幕張れー!!」
イェソン:「冷っ!あ"ー!!!!やめろやー!!背中に雪を入れっ…!…あ"ーー!!!」
ウニョク:「ワーハハハガハハハ!我が軍の完全勝r…おいやめろやめろやめろやめうわぁっああああああ!(ボズっ!!)」
ドンへ:「シウォナ違うよぉ〜!狙ってんのはイェソニヒョンやのになんでヒョクチェ押し倒すん〜!」

(きゃっきゃ)

リョウク:「僕ら先にランチ行こかランチ♡」
キュヒョン:「ヒョン達は?まだゲレンデで遊んでるん?」
(ガラガラ〜)
店員:「いらっしゃいませー。」
リョウク:「あ。ヒョーン!ここやでー!」
カンイン:「あ"ーあいつら元気やのぅほんまに!走り回ったらハラ減ったわ!よっこらせ◼︎★△っと!(ドカッ)すんまへん!俺ダブルカツ重大盛り!」
店員:「へーい。」
ウニョク:「ったく無駄に服が雪まみれや…。俺限定スープセット!」
店員:「お客様、それでスープセットは完売になりますが。」
ウニョク:「ラス1?やった♩ほなそれで。」
ドンへ:「僕この幻のカレー!」
店員:「お客様そちらもあと1点で…。」
ドンへ:「マジ!?ラッキーやなぁ!数ちょうどええやん!ほなそれで♩」
店員:「へい、まいどあり。…オーダー!残りのスープとカレー1!」
ウニョク:「ネーミングが嫌やなぁ。」
シウォン:「俺はハイネケンにフィッシュアンドチップス」
店員:「へい。」
ウニョク:「えそんなもんまであるのここ。」

リョウク:「あれ?イェソニヒョンは?」
ドンへ「乾燥室。さっき集中攻撃したら服びっしょびしょになったから。」
店員:「へい。ダブルカツ重大盛り幻のカレーに限定スープセット、ハイネケンにフィッシュアンドチップスお待ち!(ガチャ)」
ドンへ:「わーい!ちゃるもけすむにだ!」
ウニョク:「上手い!これは食ったことないクオリティの高さや!」
店員:「お客様すみません。ラストオーダーの時間ですが。」
リョウク:「とりあえずヒョンのご飯も何か確保しとこっか。」
キュヒョン:「あと何か残ってます?」
店員:「野沢菜茶漬けか山菜そばぐらいしか…。」
キュヒョン:「ほなそれで。」
リョウク:「汁物2つかぶってもうた。」
カンイン:「いやそれよりなんで江原道で野沢菜?」

(乾燥室)
イェソン:「はぁ…日帰りやから着替えが無いがな…。(トゥルルル)あ、ジョンジン?ヨボセヨ?さっき俺がインスタにアップした写真見たか?おぉ。兄ちゃん今スキー場の乾燥室や。…ううん。まだ滑ってないけどな。…ああ写真に写ってる車の傷は気にするな。あれはまぁ大人の勲章や。なぁジョンジン、兄ちゃんスキー場で幻のカレーに巡り合ったんや。どうや。カレーの店も出せへんか?メガネにカフェにカレー!これでいこう!え?…いやまだそのカレーは食ってないけどな。」



※1 ロッテ免税店 ペンミLOTTE Duty Free shop Valentain'sDay with SuperJunior 2014 ツアー詳細

2/8(土) 17時から、ソウル市内で開催。
JTB発売のこのツアーに当選した日本人約600人が参加。
実際のsuper juniorさん達は、マネージャーの結婚式出席後、夕方からこのイベントに参加した。


ホテルグレードとエアの時間帯によるが、価格は一泊二日で98000円〜117000円。
昼出発昼帰国の同様ツアーに比べて桁1つ高額。
日程としては、当日ソウル入り、ホテルへチェックイン後会場へ移動。翌日ホテルピックアップの後、定番の免税店収容の後帰国。

座席は横広がりのシアター形式。会場へ入っていないので体感をお伝えできないが、花道なし舞台のみの構成だったので左右両袖は見えにくい形式だったのではないかと思われる。しかし座席は価格に反映されない。ここがペンミの恐ろしい点である。
「どれだけ費用がかさんでも構わないので動いてるアイドルが見えて、かつ会場へ送迎してもらえて、ついでに免税店で買い物できればいい」という開き直りがあれば参加してもいいかもしれない。流れてくるレポを見る限り、海外イベントの割にはまぁまぁ運営もスムーズなものだったのではないだろうか。

それにしても本日帰国予定の皆様は、無事に到着するだろうか。特に羽田は大丈夫だろうか。


ちなみに極寒の韓国 江原道のスキー場でイベント営業をやったのはEXO。1/26日に出演。
こんな時期にスキー場でイベントやるのは松任谷由実だけじゃなかった。

ゲレンデでこのレベルのイケメソがいたらそりゃあ「全部雪のせいだ」で恋するに違いない。

※2 プリマネご結婚
プリンスマネージャーこと、SuperJuniorのイケメソマネージャー、キムジョンフン氏が2/8午後、ソウル市内で結婚式を挙げた。superJuniorは全員が出席。祝歌はイェソン(公益勤務中)、リョウク、キュヒョンの3人からなるバラードユニットKRYが担当した。



あの自由すぎる男どもを時に厳しく時に優しい兄貴として育て支える仕事人。
メンバーがリハーサルに間に合わない時は自ら混じってリハーサルに出る。容姿端麗さから、「もう一人のメンバー」とも。一般人だがなぜかファンサイトもある。
作者も密かにプリマネファンである。
written by iHatenaSync